市役所から固定資産税の納期限変更通知書が届いた

記録強制換価手続, 競売, 納期限変更通知書


住宅ローンのイメージ画像です。

 

記録として残しておきます。

先月の上旬に市役所から電話で連絡があり、

二三男(詳細はコチラ)の自宅に納税通知書を送ったところ返戻されてしまう。これが本人か親族等に届かない事には固定資産税の口座引き落とし手続きができないので、通知を代わりに受け取って欲しい。

との相談とお願いがありました。

郵便物が届かない?これは一体どういうことなのかと郵便局に問い合わせると、二三男の自宅は長期間居住が確認できないとみなされた為、去年の4月頃から郵便物を届けないことになったそうです。

実際に、二三男の自宅の玄関側の入り口にはジャングルの如く雑草がぼうぼうと生い茂っており、それを全力で掻き分けながら進まないとドアも開けられない状態なので、何らかの用事があって入る時は、正面玄関ではなく勝手口のドアから入っています。

さらに火災防止の為に電気もガスも止めてあるので、空き家なのは容易に判別できます。

郵便物が届かない事自体は二三男側の問題なので、そのまま放置でいいかなと考えていましたが、二三男の固定資産税の支払いが中途半端に滞ると、今後、二三男の出所後に二三男の借金やこれまで二三男の姉2人が立て替えてきた必要経費の精算を行う際の事務手続きが煩雑になりそうなので、仕方なく市役所からの二三男宛の郵便物については、姉のかおりが代わりに受け取ることになりました。

そうして最初に届いたのは固定資産税の課税明細書で、後日、二三男の預金口座から第一期分の固定資産税が引き落とされていたのを通帳で確認しました。

 

それから週数間後、次に届いたのが固定資産税の納期限変更通知書でした。

その文書には

あなたの財産について強制換価手続が開始され、あなたの資力では下記の地方税がその納期限までに完納されないと認められることから、地方税法第13条の2第1項第1号の規定により納期限を繰り上げます。

と書かれてありました。

 

強制換価手続とは何ぞや?と調べてみると、公権力が強制的に債務の履行を実現させる手続き。だそうです。(詳しい意味はコチラ)

今回の件で言うと、二三男の自宅が競売にかかったことを指し、それを理由に裁判所から二三男は支払い能力がないとみなされ、強制的に第二期分から第四期分までの固定資産税の全額繰り上げ返済を要求されたようです。

その支払い分は二三男の口座から引き落とされるので、何の心配も要りません。

市役所の税務課の担当者より電話で連絡があり、裁判所から文書が届いたらその指示に従って手続きする必要があるのでご理解ください。と説明がありました。

 

これまで、私は過去に競売に巻き込まれて一時期、不法占有者になったことはありましたが(詳細はコチラ)、当事者ではなかったので不動産関連業者への対応や引っ越しが面倒な事以外は、特に追い詰められる事はありませんでした。

でも、今回は二三男が競売の当事者となったおかげで、他人事ながらも競売の当事者にはこのような文書が届くのだなと、疑似体験することができています。

このように私はお気楽に構えているのですが、これらの文書が届く度、二三男の姉のかおりにとっては未知の体験でどうにも落ち着かないようなので、私がその都度、大丈夫だよと説明しています。

かおりには少々気の毒ですが、私は、この先はどんな文書が届くのかな?と結構楽しみにしています。

大体、数か月後には、裁判所から競売の「期間入札」の通知が届く予定なので、二三男に当事者意識をもってもらう為に、その文書が届き次第、そのコピーを郵送する予定です。