民事不介入により「塀の中での成年後見申立ては不可能」だということが判明

記録帰住先, 成年後見申立て, 民事不介入


話し合いのイメージ画像です。

 

今日、保護会の担当者と2人で様子見と事務手続きの説明のため、塀の中の二三男の面会に行きました。

二三男はぼそぼそとしか話せませんが、以前、面会した時よりは比較的衰弱している感はあったものの、普通に元気そうな様子でした。

一見すると認知症が入っていて、私が話す内容を理解できていないのかなと思えるような部分も多少ありましたが、特定のキーワード「借金」「競売」「出所後の施設」には明らかに反応していました。

思うところあって、面会の終盤あたりに私は二三男に対し、にっこりと微笑みながら敢えて下記の質問をしました。

刑務所のご飯は美味しいの? と。

それに対する二三男の返答は、少し笑いながら「美味しくない」と答えたのです。

そこで私は、あ、なるほど。やはりそういうことかと気づきました。

実は、前回面会した時も、私は二三男に同じ質問をしたのですが、その時は受け答えがしっかりしていて元気な状態でした。

前回、今回とも、その質問に対してだけは、表情も言葉も同じように答えました。

そこで私は、あー、やっぱり二三男は演技をしているんだな。と感じたのです。

それから二三男は、保護会の担当者からの質問に対して、度々「覚えていない」という返答をすることがありました。

それについて担当者は、あ、もしかして・・・と違和感を覚え、あることを察知したそうです。

といいますのは、「覚えていない」という言葉を発するには、ある程度の理解力が必要であり、一般的な認知症の人の反応とは違う。と感じたそうです。

私と担当者はそれぞれの見解から、おそらく二三男はやはりまだら認知症の確率が非常に高いのではないのか。という考えで一致したのです。

脳梗塞の後遺症で半身麻痺と嚥下障害が残っていて、記憶力は低下しているものの、ある程度の判断力と理解力は残っているように感じました。

それらの状況から二三男は、何もわからないボケ老人の振りをしておけば、都合の悪いことには答えずに済み、面倒な手続きや支払いとかも全部周りがやってくれるだろうと、目論んでいるのだと思います。

面会終了後、上の立場の刑務官と刑務所の福祉担当者と5人で、二三男の出所の手続きについて話し合いをもちました。
一通り話し合いが終わった後、下記のように言われました。

刑務官曰く

民事不介入により、刑務所での成年後見申立て自体が不可能であり、それをすると行き過ぎた行政サービスになってしまいますので無理です。
委任状などの他の方法を模索するか、出所後の成年後見申立てを検討してください。

とのことでした。

福祉担当者は

刑務所の医者は嘱託医であり、詳しい診断をする為の医療設備も整っていないので、診断書を書けるような診断そのものが難しいです。

帰住先とする入所施設を見つけてから、成年後見申立てをした方が良いのではないでしょうか。帰住先となる施設さえ決まれば仮出所できますし、診断書の作成も問題なくできますよ。

と提案してくれました。

それらの助言や提案により

保護会の担当者が改めて帰住先となる入所施設を探し、決まり次第改めて相談する。

ということになりました。

それがいつ頃に決まるのかはわかりませんが、私の考える理想としては

成年後見申立てをして成年後見人が立てられ、競売を取り下げて任意売却に切り替えることができるギリギリの時期までは、二三男には塀の中に居てもらった方がいいかなと考えています。

塀の中にいる間は特にお金を使うことがなく、二三男の年金収入を貯蓄に回せるので、二三男の出所後の手続きに要する費用や今後の生活費の工面をしやすくなるからです。

もし、競売取り下げ可能な時期までに成年後見人が立てられなかった場合は、私が一旦競落しておき、それにかかった費用は、後で他の土地とまとめて売るときに清算する。という方法もあります。

それか、元々任意売却を熱望している金融機関と交渉して一旦競売を取り下げてもらい、成年後見人が立てられてから任意売却をして二三男の借金を清算する。という選択肢も可能です。

正直いうと、今回、塀の中に行くのは気が進まなかったのですが、いろいろなことがわかり、他の解決策もいろいろとみえてきたので行って良かったです。