グレーゾーンのカモリストの存在

自己防衛カモリスト, 搾取, 詐欺まがい

ウィキペディアより
カモリストとは、悪徳商法等で何度もだまされた被害者の名簿を指す俗称。

 

カモリストの定義は上記の通りですが、法律上は「詐欺」や「悪徳商法」まではいかなくとも、グレーゾーンというものがあります。

一部の質の微妙な、やや強引な営業手法を使う訪問販売会社が、法律に抵触しない範囲で普通にカモリストを利用しています。
以前、私が訪問販売の仕事をしていた時、現実に自分の目で見た事があるのです。

カモリストなんて、映画やドラマ化され一躍有名になったナニワ金融道のような漫画系の作り話だと当時の私は思っていたのですが

当時の営業の仕事の師匠が「これは以前、商品を購入したゆるい客のリスト」
とうれしそうな顔で見せてくれたことがあるのです。

そのリストにあるお客さんに営業すると、実際に契約になる確率がかなり高いとのこと。
その大半はお年寄りの世帯や普段留守がちで訪問販売の営業に免疫がない世帯等が多くを占めていました。

一概には言えませんが、どちらかといいうと、いわゆる情報弱者寄りの人たちがそれに該当します。

以前、私が不動産のオーナーさん向けの外回りの営業をしていた頃の話です。
私はある年配の70代半ばくらいの穏やかな女性の方に出会いました。

その方は何故か玄関先に来た私を見てすぐに、とてもうれしそうな顔をして家に上がるようにと勧めてきたのです。

基本的にお客様のお宅に上がるような仕事内容ではなかったのですが、相手は女性ですし満面の笑顔で言われると、ちょっと位なら良いかなと考え、上がらせていただきました。

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テーブル席に案内され差し出されたみかんとお茶をいただきながら、その方のお話を聞いていました。
ものすごくうれしそうにいろいろな事を話されていたので、よっぽど誰かと話がしたかったのだと思います。

そのお宅にはその部屋には不自然な位に大きすぎる大型テレビが置いてありました。
電気屋さんに勧められて購入したとの事。

それからその電気屋さんに、買ってからそんなに経っていない電話機の呼び出し音がほとんど聞こえないという相談をしたら、壊れているから買い換えた方が良いですよと言われたそうです。

何となくおかしいなと思い、断りを入れてから私が確認してみると、単純に音量設定が小になっていただけでした。

私はその方に、音量を最大に設定してみて、これならどうでしょうか?と聞くと驚いた感じで充分に聞こえますと答えられました。
私はその方に音量の設定の仕方と電話機を買い換える必要はない旨をお伝えしました。

息子さんとは離れて暮らしており普段は1人暮らしをされているそうです。

単にこの方もあまり良心的ではない業者のカモリストに載っているのだろうなと感じました。

少々お節介かなーとは思いましたが、いろいろな業者さんがおられるので何か物を買い換える時は息子さんに相談してから購入した方が良いですよとアドバイスを致しました。

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こういう善良な人を騙して必要以上に高いもの、まだ充分に使えるのにも関わらず、商品の買い替えをさせたりして、搾取する業者がこの世には蔓延っているんだなとしみじみ思いました。

1人暮らしをしている親としては子どもがいなくて寂しい思いをしている中で、業者に優しくされようものなら、ついついコロッと騙されてしまうのも仕方ないのかもしれません。

そういえば私が子どもの頃にも母がいろんな業者に騙されて、しょうもないものを買わされたりすることが度々ありました。
私が高校生になってから実家を出るまでは、私が逐一チェックをしたり、質の悪い業者が来たら撃退する等していました。

父がもうすでに他界している現在は、姉が一緒に母と暮らしてくれているので姉に任せています。
ただ、姉も来年の春にご縁があって嫁ぐことになったので、どうしたものかと考えています。
でも、姉の嫁ぎ先のお家はご近所なのでマメに様子を見に行ってもらえば大丈夫でしょう。

Uターン就職とかが少しずつ浸透してきている現代においても、地方は都会と比べると仕事がないので、子どもが親と離れて暮らすパターンがまだまだ多い現状においては、多くの方々がこのようなケースにあると思います。

離れて一人で暮らしている親御さんがおられるのなら
・マメに様子を見に行く。
・遠方ならマメに連絡をとるか、可能ならば信頼できるご近所の方に様子を見てもらう等の対策はきっちりされた方が良いと思います。

ただ、親と仲が悪い、相性が悪い、事情があって連絡してない場合は難しいものがありますけど。