私が行政書士試験に受かるまでの道のり

雑学録勉強方法, 合格体験記, 行政書士

行政書士試験を受けようと決意をする

以前私は、かなりの就職難の時期に仕方なく受けていた公務員試験対策の為に、行政法、憲法、民法を勉強していたことがあります。

結果的に採用には至りませんでしたが、真面目に勉強したので、筆記試験にはいくつかは通りました。

でも、それは20年近く前の話なのできれいさっぱり忘れてしまい、記憶にほとんど残ってませんでした。

あと、短大卒業後に社会人をしながら四年制の通信制大学に編入学し、卒業するのに必要取得単位の科目の中にあった、民法、商法、刑法、憲法を選択して勉強しました。

でも、大学の法律科目はあくまでも一般教養レベルでしかなく、しかも8年前の事なので、それも記憶にほとんど残ってませんでした。

私が行政書士試験を受けようと思い立ったのは、2014年7月2日で、その年の試験日は11月9日。その時点であと4ヶ月位しかありませんでした。

当時、私は大阪の公立保育園で臨時職員としてフルタイムで働き、日銭を稼いでいました。
ハードな仕事内容かつ時々残業もありました。
兼業主婦なのでそれプラス家事もこなす必要があり、多忙な日々を送っていました。

北海道に居た時に詐欺同然の情報商材を無駄に高い金額で買ってしまった為、支払いに追われてかなり貧乏だったので、仕事を辞めることは不可能でした。

普通に考えてその年の合格は、無理だろうなと思いました。

法律系国家資格の試験を受けるのは当然初めてで、何もわからず、とりあえずはどのように勉強したらよいのかとネットで情報収集していると、ある勉強法のマニュアルを見つけたのです。

何か怪しい感じの勉強法マニュアルとの出会い

これは怪しいワン!

その勉強法のマニュアルは合格返金保証付き★先着20名様★平成30年度に完全対応!【完全版】行政書士試験にわずか147日で合格したラクラク勉強法!
というタイトルでした。

試験の日までに私に残されている時間120日位だったので、さすがに無謀だよな~と考えていました。
でも、何か妙に惹かれるものがあり、かなり長いセールスページ(当時は)の説明を延々と読んでいました。

今年は無理でも来年は受かるかもしれない。
独学でいけるなら予備校代は必要ないし、まずこれで試してみて手応えを感じたら本格的に勉強するのもいいかもしれないと考え、3日考えて購入を決めました。

内容はかなり効率的かつ現実的な勉強方法が書いてあり、これなら私にも実践できるかなと思いました。

実際にやってみると、3か月位経った頃に飽きてしまい、勉強がつまらないと思うようになりました。

私は、子どもの頃からかなり飽きっぽく長期的な計画を立てるのがかなり苦手で、一点集中型一匹狼タイプの人間なので、ひたすらマニュアル通りに進めていくのが苦痛でたまらなくなっていたのです。

途中仕事のストレスやハードな生活で体調を崩したりすることもあり、計画通りには進まず、予想通り最初の試験は不合格でした。

2回目の受験に挑戦するもやる気が喪失し、途中で受験勉強を放棄する

さすがに仕事と家事をしながら4カ月で初めての受験で受かるのはまぁ、厳しいよなぁと自分で自分を慰め、2回目の受験に向けて勉強を始めました。

短期間とはいえ、それなりに基礎力がついたらしく、最初に勉強を始めた時と比べると、勉強内容がスムーズに頭に入っていくのを感じました。

でも、やればやるほどマンネリ化していき、勉強自体をさぼるようになってきました。
そんな時、身内に突然の不幸がありとてもショックを受け、しばらく放心状態が続きました。

なんとか気力を奮い起こして再び勉強を再開しようと考えましたが、どうにもやる気が出ず、勉強をやったりやらなかったりの日々が続きました。

それからはその勉強法マニュアルから少しずつ逸れていき、ネット上にたくさんある記憶法速読法などに興味が移り、ひたすらそれを追求するようになっていました。

その状態が6か月続いたので、その勉強法マニュアルを押し入れに封印して、受験勉強自体をほとんどしなくなりました。

2回目の試験の1カ月前に考え直し、勉強をようやく再開しましたが、当然、勉強不足だった為、不合格に至りました。

速読の訓練を兼ねて聖書を読み始めると、驚くほどの意外な効果を体感する


行政書士試験の勉強を一時期止め、とある財団法人の美容と健康系の民間資格を取得し、それを仕事にしようかと考えていました。
その為に必要な情報を探している時に、RAPTブログを見つけました。

元々私は陰謀論とかに興味があってとことん調べていたので、割と詳しい部類に入ると自分では思っていました。

でも、そのブログはこれまで見てきた陰謀論系のブログと違い、斬新な切り口と一貫した矛盾のない理論で書かれていました。

私はそのブログにどんどんはまりこみ、有料記事を購読し、そのブログを見るのが毎日の日課となっていました。

ある日、そのブログ主とスカイプで話す機会があり、その時に「聖書を読むと頭の回転が速くなり、記憶力が良くなる」と聞いて聖書に興味を持ちました。

とある速読法の訓練の一つに、「新聞記事のように短い段落構成の文章を、速いスピードで目で追っていくのを繰り返す」というやり方があるのですが

聖書なら短い段落で構成されているから、速読の練習に最適かもしれないと考え、好奇心旺盛な私は本当にそうなるのかを試してみたくなり、それをきっかけに行政書士の試験勉強を再開しました。

3回目の試験の受験前に自分に合う通信講座と出会う

試験まで「あと3ヶ月」という時までは、何となく、受かる可能性を感じてひたすら勉強していました。
基本は市販のテキストを読み、問題集を解き、六法全書判例集を読む。その合間に聖書を読むという勉強方法を2か月間やりました。

明らかに今までよりも確実に頭の回転が良くなり、テキストに書いている内容や六法全書にある条文がスラスラ頭に入って来るのを感じました。

これまでは雑念が常に頭の中にあって、なかなか集中できないことが多かったのですが、以前と比べると途中で眠くなるようなことも減り、勉強がかなり捗りました

でも、試験まであと1カ月となった時に、本当にこれで大丈夫なんだろうかと少し不安になってきました。
そろそろ他の予備校の直前対策の問題集とか講座でも受けてみようかと探していたところ、この教材に出会いました。

通勤時間で行政書士になる!スキマ時間で人生を変える

行政書士

このリンクから「行政書士」「合格者の声」の後半部分の2016年度合格!辺りに、本名かつ写真入りの私の合格体験記が掲載されています。
※2020年追記 ココです。

ここで使用されている写真は琉装(琉球民族衣装)姿で撮った「結婚写真」です(笑)
改めて自分の書いた文章を見ると、数か所誤植があるのに気が付きました・・・。
恥ずかしいけど開き直っています((+_+))

行政書士試験に受かるまでの道のりのまとめ


●最初に出会った何か怪しいと思っていた(笑)「行政書士試験にわずか147日で合格したラクラク勉強法!」は途中で嫌になって止めちゃいましたので、効果の程は不明です。

●巷に出回っている「記憶法」「速読」を実践する為に「聖書」の通読を取り入れました。

●直前対策に1か月間集中して「通勤講座」を利用して効率良く、これまでの総まとめをしました。

私の場合は、これらの相乗効果により、合格に至ったのだと思います。

まとめとして

「行政書士試験にわずか147日で合格したラクラク勉強法!」は私のように計画性に乏しく一匹狼タイプでマニュアルから逸れてしまうタイプの人には向かないと思います。

「聖書」は世界のロングセラーの書籍だけあって、目に見えない力が働いているのかなと思います。
巷にある書籍のように余計な事は一切書かれておらず、極めてシンプルな内容だからなのか雑念が無くなって集中できたのだと考えています。

「通勤講座」は計画的にカリキュラムを進めていけるよう、無駄を省き効率良く集中して勉強できるような構成になっているので、直前期で余裕のない一点集中型私には合ってたのだと思います。

誰にでも通用する「勉強法マニュアル」はこの世には存在しないと思います。

人それぞれ個性が違います。
みんなが同じなんてあり得ませんから。