競売開始手続きの通知から不動産取引に纏わる忌まわしい現実をアレコレと
この画像はコチラより拝借しています。防犯対策グッズの催涙スプレーです。
先月の下旬頃、私の携帯に金融機関の担当者から、私の身内(以下Fとします)の住宅の競売開始手続きに入るという事で、私の身内(以下Kとします)を含む相続人全員の名前を仰々しく読み上げ、その旨の通知を致します。という連絡の電話がありました。
まるでドラマの一場面のような、何事ですか?といった感じの様相でした。
私はそのドラマをまともには見ていませんが、半沢直樹のようなイメージかもしれません笑
私にその連絡が来たのは、私とKが結んでいる不動産管理委託契約に基づき、私がその窓口となっているからです。
Kを含む相続人は連帯保証人だった配偶者(以下Hとします)の死後、相続により、住宅ローンの連帯保証人の地位と債務を知らないうちに引き継ぎました。
連帯保証人Hは10年以上前に亡くなっており、金融機関が死人に支払請求をするのは物理的に不可能なので、Kを含む相続人がFの新たな連帯保証人として契約を結ぶ事になります。
ただ、否応なしにいきなり全ての責任を負わされるのではなく、民法改正により、再契約を結ぶには債務者であるFと話し合いをし、今後の支払計画、どのくらいの金額までKたちが保証するのか等を話し合い、合意の上で契約を結ぶ必要があります。
でも、Fが今年の春以降から消息不明となっており、誰も連絡をとる事ができません。
私は7月から一ケ月ちょい程、島に滞在して不動産の調査や相続登記手続き等をする傍ら、Fの捜索も試みましたが、今のところはっきりとした情報は掴めていません。
以前から金融機関の担当者より、住宅ローン支払いの期限の利益の喪失の手続きをするという話は出ていました。
でも、金融機関にとっては手間暇と費用がかかる為、出来ればそれを回避したい、別の解決策はないかとの考えからしばらく保留状態になっていたようです。
そして今後は競売へという流れになるわけですが、未だに債務者であるFと依然として連絡が取れない状態が続いているので、どうにもならないと判断したらしく、窓口の私に脅しの連絡を入れてきたのです笑
ああ、この人もホントに必死なのだと、お腹を抱えて笑い飛ばしたいのを我慢しながら、私は
「そうですか。それは一向に構わないのですが、それってF本人が出てこないと話が進みませんよね。本人の意思確認が必要だと思うのですが、F本人とはコンタクトは取れたのですか?」
と穏やかに聞くと、未だに本人の消息が掴めないとの事でしたので、私が7月から1ヶ月程島に居た時に、ご近所の人たちや警察署の刑事さんから収集した情報を全部提供し、こちら側の事情を話した上で
「私たち親族は必要以外はFと極力関わりたくありませんし、お金をかけてまで積極的にFを探す気も、その義務も全くありません。何か新たな情報が出ましたら全て提供致しますし、Fが何らかの形で出て来たら本人の意思を確認した上できちんと対応致します。」
と答えると
金融機関の担当者は「是非ともよろしくお願いいたします。」と返答して会話は終わりました。
金融機関の担当者としては、競売開始手続きの話を出す事で、連帯保証人となる予定のKを含む相続人の窓口である私を、心理的に圧迫する形で脅しをかけ、任意で債務者に代わって返済させ、債権を回収しようとする目論見があったようですが、私はそれを真正面から潰しました。
普通に考えてこの世の中、競売と縁のある人は少数派だと思いますし、大抵の人はそのようなおどろおどろしい内容の電話連絡を受けたら動揺し、相手のペースに引き込まれてしまうかもしれません。
ただ、私は過去に自分自身が否応なしに競売に巻き込まれた苦い経験(コチラ)もあり、競売の仕組みや内容は一通り把握していますので、そのようなしょうもないやり方に応じる気はありません。
さっくりと説明致しますと、以前、大阪にて私たち夫婦が住んでいたマンションの大家さんの住宅ローンの支払が滞り、金融機関による差し押さえで競売にかけられ、私たちは選択の余地なく不法占有者になりました。
その際に、住んでいる家に大阪地方裁判所の調査官が来て、部屋の中の写真を撮ってそれをインターネット上で公開したのです。
一応、事前に来るという連絡を受けていたので、それに合わせて恥ずかしくないように部屋を片付けましたが、何が悲しくて全世界に私生活の写真を公開されなくてはいけないのかと思いました。
プライバシーの侵害以外のナニモノでもありません。
その件がトラウマとなり、私はSNSなどで自分の私生活を公開するのには抵抗があります。
Facebookは大嫌いですし、そのビジュアルバージョンとも言えるInstagramもあまり好きではありません。苦手です。
それから、私たちは分譲マンションを賃貸で借りて住んでいただけなのですが、競売情報が公開されて以降は、いろいろな業者さんが入れ替わり立ち代わり「任意売却しませんか?」と営業に来たのです。
その度に私は、「私たちは賃貸で住んでいるだけですので、その件に関しましては大家さんか管理会社の方へお願いします。」とイチイチ断るしかありませんでした。
そして、大家さんと連絡をとって家に呼び出して交渉し、契約時に大家さんに支払っていた礼金と家賃の支払いを分割で相殺するという形で、支払った礼金の9割は回収しました。
あと、そのマンションを借りる際に賃貸借契約の仲介をした不動産管理会社に、重要事項説明書の中にそれらの情報が無かった旨を、質問という形で問い合わせましたが返答はありませんでした。
今思えば、明らかに宅建業法違反であり、その業者は場合によっては業務停止処分になり兼ねないという状態でした。
当時、私はそれを徹底的に追求しようと考えていたのですが、不動産会社はヤ〇ザと関わりのある事が普通にあるし、ほぼ回収できたからこれ以上首を突っ込まないようにしよう。という配偶者の提案で、その件はスルーしました。
不動産のようなそれなりに大きい取引や士業の仕事は、それなりの大きな額のお金が動くので、やはりヤ〇ザや反グレのような反社会的勢力にとっては都合の良い資金稼ぎの一つとなりますので、そういう人たちとの関りも考慮する必要があります。
そのような事情もあって、私は行政書士登録したばかりの頃に、不当要求防止責任者選任時講習を受けました。
それについてはコチラにサラッと書いていますので、興味のある方はご参照ください。
その他にも、万が一の場合に備える為に、最近私は宅建士試験の受験を通して宅地建物取引業の勉強をしていました。
そして、私が島から東京に戻って1週間位経った頃の話です。
私が管理事務を請け負っている、ある土地の件で問い合わせがあったのですが、それはどう考えても不自然な内容でした。
明らかに誰かに言われてこちらの様子を探っているような感じでした。
普通、こんな事聞きますか?どうして本人が出てこないのですか?と突っ込みを入れたくなる程、怪しかったのでそこは毅然とした態度で対応しました。
その時、もしかすると、Fの知り合いかもしれないという考えが頭をよぎったのです。
そして、Fの日頃の言動から、いろいろと疑わしい事が多々あり、そして、Fはヤ〇ザか反グレ等の反社会的勢力系の人たちと繋がりがあるのではないかとも。
その可能性は十分にあると考えています。
そのような事情から、私は反社会的勢力の情報やよくある手口などもいろいろと調べています。
調べれば調べる程、本当に気分が悪くなります。
そんな頭のオカシイ人たちとは極力関わり合いたくありませんが、情報は時には有力な武器ともなりますので割り切るしかありません。
それから、実は、7年前にFが他の親族に何の断りもなく、勝手に某企業(以下企業Mとします)と土地の賃貸借契約を結んでいたのですが、その内容が、あまりにも酷いお粗末なモノだという事が今回の相続登記手続きで判明しました。
これって、搾取されまくりで地主にとっては地獄でしかないよね?としか思えないようなモノなのです。
残念な事に、借地借家法の縛りにより、信頼関係が全くないどころか、既に破綻している企業Mとの契約を、あと数十年は我慢して続けないといけません。
相続により地主が変わったので、新たに契約を結び直す必要があるのですが、その際の交渉担当も私となります。
今の地主はみんな高齢ですので、今、ちゃんとバランスのとれた、後悔のないような内容の契約に変更しない事には、次の地主となる相続人が、更に面倒くさくて悲惨な目に遭う確率が高くなります。
私は企業Mの社長と担当者に対して、相手に失礼にならないようにと、何を言われても穏やかな態度で対応するようには心がけています。
でも、その企業Mの社長と担当者は、私に対して、上から目線で偉そうに、失礼極まりない態度なのです。
時には社長がギャーギャー喚くのです。
私が御社に一体何をしたというのですか?と聞きたくなる位、酷い態度なのです。
今迄、あり得ない位の安い賃料で土地を借りてきた事により、利益を出していたわけなので、企業Mにとっては死活問題なのはわかりますが、酷いにも程があります。
そこで、あるキーワードが頭の中に浮かんだので、巷では有名な信用調査会社である帝国データバンクなどを利用しつつ、ありとあらゆる方法で与信調査をしたところ、ああ、そういう事かと。
弱い犬ほどよく吠えるって、こういう事を指すのだなと改めて思いました。
そして、企業Mの担当者とやり取りをしている内に、私が地主の一人の息子の話を出すと、態度がガラリと変わった事に気付きました。
そこで、企業Mの社長や担当者が私に悪態をつく理由がそれとなくわかりました。
私が目下の女性だからだろうなと。
わかりやすい例えでいうと、下記のツィートのような感じでしょうか。
説明が混乱しているのは自分の方なのに、相手が年下の女性になれば「大阪府民じゃないので分からんだろ」と言い、このあと「府民ではない」年上の男性(小西氏)には「言い過ぎました。すみません」と謝る。いや、謝るのは三輪弁護士に対してでしょう。 https://t.co/1TQe0F2R2A
— 住友陽文 (@akisumitomo) September 29, 2020
他の女性の士業の先輩からも、似たような話を度々聞いた事があります。よくある話だそうです。
ですので、そう考えると辻褄は合います。
そこで、一度、試しに私の配偶者を話し合いの場に連れて行ってみると、まるで別人のように大人しくて丁寧な態度になっていました。
ああ、なんてわかりやすいのでしょうか。
それで、この人たちにはDNAレベルで男尊女卑思想が刻み込まれているのだなと認識しました。
目下のしかも女から、弱いところを突かれるのが嫌で嫌でたまらないのだと思います。
なんて器の小さい男性たちだろうとは思いますが、そういう残念な人たちといいますか、老害はウンザリするほどたくさん生息していますので、うわぁー!カワイソウ、アハハー!と笑い飛ばして割り切るしかありませんね。
それ以外にも、大きな額のお金が動きますので企業Mにとっては死活問題ですし、私の配偶者には、命の危険を真剣に考えた方がいいよと真顔で言われました。
確かにそうだよなーと思いました。
私を始末してしまえば、抗う者はとりあえずは居なくなりますし、それなりの金額の出費を抑えられるのなら、資金繰りに窮している企業ならば、殺人も厭わないかもしれません。
怖いー!こわいー!コワイー!
そしてそれは、企業Mとの交渉に限った事ではありません。
他にも土地がありますし、F絡みで法律をまともに守る気もないような面倒くさい人たちが来る可能性も普通にありますし、場合によっては警察のお世話になる事もあるかと思います。
そういう意味もあって、交渉時には私の配偶者を専属ボディーガードとして島に連れて行く事にしています。
それ以外にも、私が仮にこの世から消された場合に犯人が誰なのかがわかるように、何かあった時に備えて記録を残すようにしています。
野球用のバットや刃物とかだと、逆にそれを奪われて滅多打ちにされかねないので、万が一の場合に備えて隠しカメラもありますし、催涙スプレーも用意してあります。
いざとなったら、ちゃんと走って逃げ切る事ができるように体力作りもしておきます笑
このような感じで、自分にできる対策はしっかりととっておいた上で、後は神様にお祈りして守ってもらおうと思います。
神様に守ってもらう。それが一番確実かもしれませんね。