遺産相続における行政書士案件と弁護士案件の違い
何見てるのよ!
長年私が関わってきた身内の遺産相続案件は、脳梗塞の後遺症により重度の認知症となった二三男の成年後見人が立ったことにより遺産分割へと変わりました。
この案件に限っては相続人本人以外の親族間において、相続した不動産を売却するか否かの争いがあったので、遺産分割調停をするに至りました。
争いがある時点で行政書士の範疇ではなくなったのと、法律を無視して暴走する老害たちによって精神的にかなり疲弊したのもあって、私は成年後見人が立った月の末日をもって行政書士を辞めました。
二三男の成年後見申立てをする時点では、司法書士からも勧められ、親族からも私に成年後見人になってほしいと言われていましたが、ものすごく嫌な予感しかしなかったので断固拒否しました。
そして、成年後見申立てをするにあたってお世話になった司法書士さんが、二三男に関するとある書類を見て顔色を変え
これ、弁護士案件ですね。
とつぶやいたことから、私は成年後見人になってほしいという親族からの圧力から解放されたという経緯があります。
数日前に二三男が他界したことにより、相続が発生し二三男の子どもたちが相続人候補となりました。
生前の二三男が塀の中に入っていたりとろくなことをしてこなかった上に、成年後見人が弁護士さんなのもあって、不安になった元奥さんが私にいろいろと相談をしてくるようになりました。
元行政書士として答えられる範囲で相談に応じていたのですが、とうとうかなり突っ込んだことまで聞いてくるようになってきました。
さらに元奥さんの話を聞いていると、息子さんは相続についてのリスクを深く考えずに安易に相続を決めようとしていると感じました。
さすがに私の対応できる範囲を超えてきたので
二三男の残した財産の管理は成年後見人である弁護士さんがしていたので、詳細はその弁護士さんしか把握していない。
二三男が被相続人であるという時点で既に弁護士案件であり、相続後の権利、義務、注意事項等は弁護士さんしか説明できない。
成年後見人である弁護士さんは家庭裁判所の管轄下におりそういう意味では信用できるので、疑問や不安は全て弁護士さんに徹底的に聞いた方が良い。
といった内容の説明をし、これ以上は私では対応できない旨を伝えました。
遺産相続は内容によっては人の人生を大きく変える事例もあります。
ですので、考え得る限りの確実な情報に基づいて判断しないとエライことになります。
どの位の遺産があって、それを維持管理もしくは換金するにあたってどれくらいのコストや時間、労力がかかるのかということを考えた上で相続しないと、人によっては
こんなはずじゃなかった!
ということになりかねません。
最近、気が付くと身内がお世話になっている弁護士さんが入院していました。
病状を聞く限りではコロナワクチンの副作用じゃないかと私は思うのですが、弁護士という職業は常に争いのある仕事内容がほとんどだと思いますので
ストレスが限界を超えて免疫力が極限まで落ちていたのかもしれません。
弁護士を目指す人は
その仕事内容が自分に合っているのか?
ということを突き詰めて考えた上で目指さないと人生詰んでしまうように思います。
弁護士じゃなくて良かった!といいますか、私には司法試験をクリアできる頭脳も意欲もありませんが。







