人身売買で中国の農家に嫁として売られた人の話の詳細を解説する動画がアカウントごと消えた話
盲山という映画のイメージ画像です。
ネット上で適当に拾いました。
中国において若い女性が犯罪組織にさらわれ、農村の嫁として売られるという話は数十年前からありました。
実際に私の留学時(約16年前)にも、若かりし頃のお花畑だった私が、中国国内を一人旅したいという話をすると、若い女性が一人旅なんてとんでもない。旅行に行きたいのなら、旅行会社のツアーで行きなさい!!と地元民や日本人の友人等に真顔で説得されたことがありました。
私はその助言に素直に従いました。
そのおかげで今もちゃんとこうして何事もなく無事に生きていられるのだと思うと、当時の地元民や友人たちに感謝の気持ちでいっぱいです。
最近、中国で人身売買により強制結婚させられた女性のニュースが話題となっています。
下記のサイト記事をご参照ください。
【中国】複数の女性が誘拐・拉致され、強制的に結婚させられていたことが発覚 人身売買の実態を裁判所や警察が隠蔽
これはもしかしてあのパターンかな?と、ぼちぼち情報収集していると、昨日、この事件をかなり詳しく解説した動画を見つけましたが、中国共産党の検閲に掛かってしまったのか、今日には消されていました。
その動画どころかアカウントすら見当たりませんので、先日、中国共産党の話題の動画を上げたとたん、いきなりバンされたKAWATAとNANAのRAPT理論のように、そのチャンネルも中国共産党にバンされたのかもしれません。
これが、中国共産党の検閲というものなのか、怖いー!こわいー!コワイー!とちょっと思いましたが、核心に触れていたからこそ消されたのだと考えれば、追求するしかないよね♪ということで、少し突っ込んで調べることにしました。
その消された動画には
その少女は、高校生の時に犯罪組織に誘拐されて中国の農村に嫁として売られた。
夫と称する人の従兄たちとの「共有の嫁」として、8人の子どもを出産させられた。
内訳は男の子7人と女の子1人。
ちゃんと学歴もあり英語が話せるような女の子だったが、あまりの酷い扱いに次第に精神を病むようになった。
そこで、不可解な点がある。それは、中国の地方では、子どもに名前を付ける際に女の子の場合だと、「長女に金」、「次女に銀」という字を使う等の決まりがあるのだが、1人しかいない女の子の名前に「銀」の文字が使われている。
通常ならば、次女に使われる文字なのにそれは不自然だということで、もしかすると、女の子は次女であり、もう一人(長女)は存在していたが、他所に売られてしまったのでは?という推測がネット上のユーザー間で囁かれている。
という内容がありました。
一人っ子政策だった頃の中国の貧しい農村において、第二子が生まれたら殺されるか他所に売り飛ばされるという話は常識としてまかり通っていたので、長女は売られてしまっている可能性が高いと思います。
一応、別に見つけた下記の動画もそれなりに詳しく解説していますのでご視聴ください。
人身売買とレイプ? 鎖につながれた8人の子供の母親
それから、中国ではその女性の事件が15年前に実話を基に作られた「盲山」という映画の内容と同じような状況なのではないのか?と騒がれているそうです。
その映画は中国語のみで日本語版が見つからないので、先ずは大体のあらすじをわかりやすく解説している下記のブログ記事をご参照ください。
誘拐され、中国農村に嫁として売り飛ばされる女性の映画「盲山」。国際版のエンディングも見ました。
次に下記の映画のあらすじを解説した動画をご参照ください。
徐州八孩母親電影版,女子被賣深山經歷悲慘絕境!十分鐘看完15年前禁片《盲山》【果然很豆】
この映画は実話を基に作られたもので、かなりリアルな表現となっているそうです。
映画の主人公の女性も、逃げられないようにと足を鎖で繋がれています。
映画の中で、主人公の女性が父親と公安により救出されようとしている時、夫がこのようなことを言っています。
他の家の嫁も買われてるのになぜ俺の家だけ?
先進国で一応は基本的人権が守られている日本や中国の都市部の人からすれば、はぁ?何言ってんの、このおっさん頭オカシイんじゃないの?と言いたくなりますが
嫁不足の農村においては、ウン十年もの間、女性は人間ではなく、跡継ぎになる子どもを産ませる為の道具でしかなくペット以下の扱いを受けており、「嫁はお金で売買するのが常識」となっている以上、その夫を含む農村の男性にとっては正しい主張なのでしょう。
映画になる程に中国で騒がれたにもかかわらず、未だに同じような目に遭っている女性がいるのは、それだけ中国の闇が非常に根深いのだと思います。
それから、先程も少し触れましたが、嫁のみならず、子どももお金で売買されるのが日常となっています。
それらの子どもたちの行き着く先もかなり悲惨ですが、その話については次回に書きますね。