ベビーシッター業界から垣間見える業務委託の落とし穴

メモベビーシッター, 業務上過失傷害, 業務委託


たかいたかい ばぁー

 

以前、私の配偶者が私にこのように言いました。

仕事を必要最低限に抑えてゆったりと暮らしたいなー。

それに対し、私はこのように冗談で提案しました。
以下は私と私の配偶者(以下彼とします)との会話になります。

私:わかった。私が大黒柱になってガンガン稼ぐから、専業主夫になってもいいよ。
死なない程度にスパルタ形式で家事を徹底的に仕込んであげよう。

私が気合い入れて行政書士の仕事に専念するか、どこかの保育園の雇われ園長になればそこそこの収入にはなる。

ただ、しばらくの間は今よりも生活水準が下がるのは必至だから、今後は業務スーパーが行きつけのお店になる。
休日には二人でタッグを組んで特売とか値引きシール貼られた商品を必死に獲得することになる。
食生活は今よりは確実に貧しくなるだろうねぇ。

さらに、私が仕事から帰って来たら疲れ果てて死んだように眠るのは必至なので、家事は一切できない。

まー、私程度の家事レベルなら、あなたなら余裕で超えられる。是非とも私を軽々と超えて、スーパー専業主夫になるのよ。

彼:自分も少しは仕事するから家事も今まで通りやってほしいなー。

私:それは無理な話だねぇ。もし、私が大黒柱と家事をフルにやってたら頭おかしくなって、ある日突然失踪するか、過労でパタッと倒れて死体となって転がることになる。
家に帰って来たら死体が転がっているって恐ろしくない?

そうなったら、保護責任者遺棄致死罪で捕まるよ。あー、大変!!

彼:だよねー、アハハ!

という感じでしょうもない会話は終わりました。

 

家事というものは、人間が健康で文化的な生活をしていく上では必ずしなくてはなりません。

子どもがいれば育児という仕事も加わります。
何らかの理由でそれらを自分でできないのなら、お金を払ってでも人様に頼むしかありません。

近年は特に都会では、待機児童問題の解決や子育て支援等を目的に、国や各自治体が補助券や助成制度を通してベビーシッターや家事代行の利用を促しているようです。

家事代行サービスについては、ほとんどが企業や各自治体頼みになっているようで、それぞれ制度が異なっていたりと子育て支援ほどではないようです。

 

ふと、今のベビーシッター業界はどんな感じになっているのかなーと思い立ち、ここ数日間、調べ物をしているとポピンズ系列の会社の情報が目につきました。

※ポピンズについては以前にえげつない搾取をする企業である云々と記事(コチラ)を書いていますので、興味のある方はご参照ください。

 

いくつかの求人情報サイトでベビーシッターというキーワードで検索してみると、わらわらと大量に出てきました。

規模が大きいというのも当然あるとは思いますが、特にポピンズ系列の募集が本当に多く、しかもパートやアルバイト、正社員とかではなく、業務委託が大半を占めています。

職種にもよりますが、業務委託の最大のメリットは自分の都合の良い働きかたができるといったところだと思いますが、その代わりに経費の計算や確定申告を自分でする必要があったりします。

それだけなら何とか頑張れる。と考える人もいるかもしれません。

でも、クライアントからのクレーム急な用事、体調不良の際の対応等を自分でやれるかと言われたら、大抵の人は冷静になるのではないかと思います。

ある程度社会経験があるのを前提に、自己管理が元々得意な人、ある程度の経理の知識がある人、交渉事が得意な人、トラブルに遭っても毅然とした態度で冷静に対応する能力がある人でないと、業務委託での仕事は厳しいと思います。

 

業界ではトップクラスといわれているポピンズ系列の会社では、業務委託しているシッターさんにどのような対応をしているのかな?とふと思い、調べてみました。

ポピンズシッターが選ばれる理由

より画像を貼り付けます。

手厚いサポートがある

働く時間も場所も自分で選べる

トラブルは会社が対応

これを見る限りは万全の体制が整っているように思えます。

でも不思議なことに、このような情報もあちらこちらで散見されます。

うーん、イメージと口コミのギャップが激しいように思うのは私だけでしょうか。

 

そして、業務委託で働くことの現実を事細かく丁寧に説明している口コミもあります。

 

 

今回は悪いコメントを中心に挙げましたが、興味のある方は他のコメントもご覧ください。
株式会社ポピンズシッターのクチコミ

 

でも、ポピンズシッターの言う手厚いサポートとは何を指すのでしょうか。

もしかすると、保険加入のことを指しているのかもしれません。

もしもの場合の金銭的な負担を心配しなくても済むのは確かに助かりますね。

 

ただ、保険で賄われるのは、事故があった時の損害賠償とかの金銭的なものだけでしかありません。

不幸な偶然や何らかの不本意なミスにより、子どもに怪我を負わせてしまったり、死なせてしまったりした場合、ベビーシッターさんが刑事責任を負う可能性がないとは言いきれません。

例えば、業務上過失傷害業務上過失致死の罪に問われる場合もあり得るのです。

果たして、日頃の業務でのサポートが残念としか言えない、働く人を大事にしていない会社が業務委託のベビーシッターさんを守ってくれるでしょうか。

 

特に、保育は人の命を預かる仕事です。

過去にも保育中の事故についての記事を書いていますので、コチラをご参照いただければと思います。

 

業務委託を否定する気は全くありませんが、デメリットをしっかりと認識した上で働かないと大変なことになってしまいますので、安易に決めるのではなく慎重に考えた上で判断することをお勧めいたします。

 

あと、今はコロナワクチンの有害性はだいぶ知れ渡ってきているとは思うのですが、未だに周囲や職場からの同調圧力や知識不足でワクチン接種をしている人たちもいます。

最近では、ファイザー製オミクロン『XBB.1.5』対応のコロナワクチンなるモノが出ましたが、危険でしかありませんので絶対に避けてください。

【危険】ファイザー製オミクロン『XBB.1.5』対応のコロナワクチン、マウス10匹でしか試験されていないことが判明 モデルナ製は50人の臨床試験で1人の有害事象

 

生きていく上で仕事は必要ですが、不本意なミスや事故で犯罪に問われたり、全く必要のないワクチンで命を危険に晒す人が、この世からいなくなりますことを切に願います。