自分に弱さがあるからわかること、できること

メモ弱さ, , 真心


ちゃんと向き合ってくれるとうれしいよ。

 

以前、保育園でアルバイトをしていた時に、保育士歴30年越えの先輩保育士(以下Sさんとします)と雑談をしていた時の話です。

Sさんはとても仕事熱心な人で保育の仕事に拘りを持ち、常に子どもたちのことを考えているような人でした。

そのSさんには当時4歳の息子さんがいたのですが、作業をしていて忙しくて余裕がない時に子どもからお母さん、見てー!見てー!と話しかけられたそうです。

Sさんはすぐに子どもの方を向き、数秒間程子どもを見て褒めた後に、よし、見た。すぐに作業に戻ったそうです。

すると、子どもにお母さんは僕のこと見てくれないー!と大声で泣きわめかれて気付いたそうです。

子どもは単純に何かを見てほしくて自分に話しかけたのではなく、自分のことをしっかりと見て欲しいのだ。
それなのに自分は子どもにちゃんと向き合っていなかったと。

 

私はその話を聞いて、保育という仕事に熱心に取り組んでいる保育士でもそういうことがあるんだな。と、当時は特に深く考えていませんでした。

でも、最近、これは幼い子どもに限らず、大人に対しても同じなのではないか。と思うようになりました。

自分をちゃんと見て欲しい。自分の気持ちをわかって欲しい。うれしいこと、悲しいこと、つらいことを理解して欲しい。
欠点や弱さを含む素のままの自分を受けとめて欲しい。

というのが私たち人間が本当に望んでいることであり、それが満たされるかどうかでそれぞれの人生が大きく左右されることを考えれば、相手にちゃんと向き合うということがいかに大事なのかがわかります。

子どもの頃に親や養育者からの愛を感じられないまま大人になると、満たされないので不安や心配や悩みで頭がいっぱいになり、それが弱さとなって自分のことを中心に考えるようになるのだと思います。

でも、辛い思いや悲しい思いをして傷ついたことがあるからこそ、その経験を活かして自分以外の人に対する思いやりを持つことができるのではないでしょうか。

今回は3つの事例を参考に、自分に弱さがあるからわかること、できることについて書いていきますね。

 

まずは下記の漫画動画を参考にご視聴ください。

【漫画】大っ嫌いなチャラい義母がある時親戚の集まりで突然…義母「これでも食らいな!」親戚にビールをぶっかけて…

お金目当てで孫を引き取ったけれども目論見が外れ、世間体を気にしながら嫌々形だけの子育てをしている毒親の要素が強い祖父母と、それとは対照的に不器用ながらも正直に真っ直ぐに子どもを愛する若い義母と義父が主な登場人物となっています。

叔母でもある義母は常に美香のことを気にかけており、毒親の要素が強い祖父母からは受けられなかったけれども、おそらく周囲の大人から受けたであろう真っ直ぐな愛を美香に降り注いでいます。

同じように父子家庭で苦労することがあっても、周囲の大人たちの愛を受けて真っ直ぐに育った義父も美香にたくさんの愛を降り注いでいます。

祖父母は自分たちのことしか考えず虐待レベルの子育てしかしていませんが、義母と義父は、自分のことよりも美香のことを一番に考えて行動しています。

自分たちが苦労して辛い思いをしてきたので、美香には同じ思いをしてほしくない。幸せにしたい。と考えていたからこそ、美香を真っ直ぐに愛することができたのだと思います。

その愛を受けた美香は素直で真っ直ぐな優しい大人の女性になり、父親や母親と同じように真っ直ぐな優しい旦那さんと結ばれています。

 

次は下記の漫画動画をどうぞ。

【漫画】かわいい友達の引き立て役になるとどうなるか?(いい話)【オンナのソノ】

千佳は小さい頃からの付き合いで心を許せる親友の美玖に対し、思春期以降の若い女性ならではの心の変化により美玖のことを真っ直ぐに見られなくなり、劣等感を抱くようになって苦しんでいます。

美玖は華やかな外見のおかげで周囲の人たちに勝手なイメージを持たれ、本当の自分でいると勝手に幻滅されて傷つくという経験が続いて苦しんでいます。

それぞれの心の弱さのおかげでお互いの気持ちを汲み取れなくなり傷つけ合ってしまいましたが、本音で向き合ったので本当の意味で理解し合えました。

お互いに自分の気持ちだけに拘るのではなく、相手のことを心から理解しようとしたからこそお互いに大切に思っていることを再確認できるようになりました。

 

次は世間ではよくある嫁と姑の話ですが、これは心温まるお話です。

【漫画】姑「今から嫁イビリしにいく」私「わかりました」待ち受けた結果w

義母がお嫁さんが置かれている状況や気持ちを汲み取り、自分がどう思われるかではなく、自分が過去に苦労した経験を踏まえてお嫁さんのことを助けてあげたい。という真っ直ぐな愛でお世話をしてあげています。

表現が多少不器用ながらも、真心で自分のことを気遣いながら至れり尽くせりのお世話をしてくれる義母にお嫁さんは心から感謝しており、舅や旦那さんや義妹も含めて、家族みんながそんな義母からの愛で満たされています。

※たまごクラブとかひよこクラブとかの育児雑誌は、あくまでも参考事例の一つとして捉えながら読んでくださいね。子どもはマニュアル通りにいかない意味不明な生きモノなので。

 

これらの3つの動画に共通するのは、自分が周囲の人たちからどう思われるかではなく、相手を幸せにしたい、助けたい、愛したい。という真心の愛があることです。

相手の考えていることを悪いように邪推するのではなく、相手の置かれている立場や状況を踏まえた上で、自分から理解しようと真剣に向き合っているからこそ、相手に真っ直ぐに伝わって循環しているのではないでしょうか。

それについて下記のRAPTブログ有料記事の御言葉(神様の言葉)がしっくりくるので、興味のある方は是非ともご参照ください。

RAPT有料記事727(2023年3月11日)女の神である聖霊様は、あれこれと人の心を邪推せず、どんな人の罪も許して優しく包み込み、その愛によって相手を感動させて悔い改めへと導く方だ。

 

自分の気持ちばかりにフォーカスしていると、できない、足りない、わからない等と、不満や心配が出てきて視野が狭くなり、悪い方に考えるようになります。

そうなりますと、相手の気持ちを正しく汲み取れずに思い悩むようになりますので、正しく愛するのが難しくなります。

逆に、大切な人のことを考えていると、あれもこれもしてあげたい、この人が求めているのは何だろうか?等と、相手の置かれている立場や状況も考えるので視野が広くなり、余裕が出ます。

そうなりますと、相手の気持ちを正しく汲み取りやすくなりますので、正しく愛することができます。

自分に弱さがあるからこそ人の気持ちわかり、それを原動力にして真心で愛することができるのではないでしょうか。

 

すなわち、聖書(詳細はコチラ)に書かれてある

人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。

という聖句の通り、自分から相手のことを心から理解しようと努めるから、正しく人を愛することができる。

ということではないかと思います。

 

最後に、下記の心が洗われるような讃美歌の動画をご視聴いただき、言葉に表せない程、深い神様の愛を感じてもらえたらとってもうれしいです。

【NANAの歌】vol.7 – I Stand in Awe of You(驚き仰ぎ見る)

メモ弱さ, , 真心

Posted by sanae