ブラック中のブラック企業で核心を突いたら闇の部分ががあらわになった話

ビジネスブラック企業, マネジメント能力, 信仰の証, 核心


それを言っちゃあおしめえよ

 

去年の秋ごろから隙間バイトアプリ経由で、これまで経験したことのない仕事や前から興味をもっていた仕事に、数時間もしくは1日単位とかで自分のペースで楽しくアルバイトをしてきました。

この商品はこのようにして作られているのか、この業種の内側はこのような仕組みになっているのか等、新鮮な気持ちで楽しみながら働いていました。

よくよく考えると、元々、ブラックな労働環境の代表格と言われているような保育園や学童で働いた経験はありますが、幸いなことに、これまで福祉系以外の民間企業において、ブラックの度合いが高い企業での勤務経験はありませんでした。

営業、販売、保育、サービス業、士業等の多少厳しい環境下で働いてきましたが、常習的にハローワークで募集をかける企業は避け、それなりに企業の情報や口コミを調べてから応募するようにしていたのもあると思います。

一ヶ月位前に退職した会社が、初めてのブラック中のブラック企業でしたので、そういう意味では貴重な体験ができました。

今回はブラック中のブラック企業で気付いたこと、悟ったことを備忘録として書いておこうと思います。

 

何を基準にブラックの度合いが高いと判断するのかは人それぞれでしょうが、会社で発生する問題には、どこの会社においても意図的なモノとそこまで悪気がなく無自覚でしていたモノが混在しているのではないかと思います。

 

例えば

給与明細書をきちんと出さない、有給休暇をとらせない、残業代をちゃんと払わない

等の法律上の義務の履行を怠っている行為は意図的で悪意のあるモノだと言えるわかりやすい事例だと思います。

ただ、人を貶めようという意図よりも、自己保身をするのに必死なあまりにやらかしてしまっており、それによって退職者が続出し、人の入れ替わりが激しい職場環境になっている。

しかも、その原因を作っているのが自分たちである。という自覚がないパターンもあります。

 

以下は実際にブラック中のブラック企業の上席と部下の間で起こっていた(いる)ことで、その会社では珍しく長い、8ヶ月程在籍していた接客畑のCさんから聞いた話と、私が実際に見てきたことを元に書いています。

 

上席が、本来は自分の仕事であるにもかかわらず

能力不足とキャパオーバー(キャパシティオーバー)のあまり、自分ではできない仕事をろくに説明のないまま部下に丸投げする。

部下は、ろくな説明もなく意味がわからない中、試行錯誤しながらも必死に真面目に仕事をする。

間違いがあって何かしらの問題が発覚した場合は、部下だけが悪いかのように言う。

誰が考えても、部下だけのせいにするには厳しい状況である場合には

あたかも自分だけではなく周囲の人の確認不足でもある。と主張し、責任の所在を有耶無耶にする。

今後その問題が起こらないようにする為の対策をきちんと決めることなく、役割分担や責任の所在はあやふやのままにする。

そうやって、上席が自己保身の為に部下に責任を押し付け、自分の管理不足や能力不足を必死に隠し続けるので、同じようなことが延々と繰り返され、嫌気がさした部下は辞職していく。

 

上席はその会社の内勤者の中では一番長く在籍しているので、会社全体の仕事内容を大まかには把握していますし、社長の右腕として営業にも出ています。

それらの理由から上席がいないとその会社の業務は回らない状態です。

ただ上席は、このような仕事がある。ということをわかっているだけで、自分ではできない仕事も結構あります。

上席のパソコンスキルは微妙で、基本操作が辛うじてできるというレベルです。

内容によっては、ある程度のパソコンスキルを要するものもあり、上席にはそれが足りず、自分にはできない、わからない仕事をろくな説明もないまま部下に丸投げします。

部下が意味の分からない部分を上席に確認しようにも、電話対応で追われていたり、営業で外出したりする事が多く、余裕がないのは直ぐに見てとれるのですが、何をどうしたいのかがわかるのは上席のみで、他の人に聞いても誰もわかりません。

こうなりますと部下は、仕方なくよくわからないままで何とかするしかなく、これまでも、パソコンの操作がそれなりにできる、何人かの前任者がその餌食となったそうです。
私もその中の一人に入っていたようです。

そんな中、私は極力残業したくなかったので必死に業務効率化を図りました。

そこでの仕事は、日々のデータ入力や書類作成に使うエクセルとワード以外に、取引先指定の広範な取引をカバーする汎用の電子調達システム、その業界専門の管理システム等を使う必要がありました。

それらのシステムを使うのは初めてでしたが、接客畑のCさんの説明ではよくわからない部分もあったといいますか、Cさん自身がよくわかっていない部分も所々あったので、私が自力で何とかするしかありませんでした。

私は使い方を覚えるべく、あちこちいじっているうちに1週間程でシステムの全体像を把握して仕事の要領を掴み

とにかく残業せずにとっとと帰りたい。絶対に定時に帰るんだ。という強い意志の下

全神経を集中して作業を勤務時間内に終わらせるように努めました。

接客畑のCさんのパソコンスキルはイマイチ微妙なままでしたが、Cさん自身が努力を重ね必要最低限の操作はできるようになっていたので

多少業務が滞ってもパソコンを使う作業は私がフォローし、その他の仕事は主にCさんに任せるという分業体制のもと、何とか最小限の残業だけで済ませていました。

私のいた部署では、上席のいる部署で入力したデータを元に書類を作る必要があるのですが、そのデータの間違いが半端ないくらいに多いのです。

そのデータの正誤は、現場を知っているその部署の人でないとわからないこともあり、こちらで調べるのは無理なものが多いのです。

本来ならば、現場を把握している上席が最終確認をした上で、正しいデータを渡すのが筋だと思うのですが、そのデータのチェックや修正と最終確認を忙しいのを理由にこちらに丸投げしてくるのです。

こちらとしても、それらのデータを修正しないと自分たちの仕事ができない、間違えたデータに気付かずに修正しないまま書類を作ると、取引先からクレームが来る。

という事情があるので、改めるよう上席に何度も苦情を言いましたが、何も改善しませんでした。

さらに、上席に知識が足りなくて対応できない仕事や、こちらの担当ではない仕事まで持ってくることも多々ありました。

私は率直に、これまでどうやって業務を回せていたのかと上席に聞いてみたところ、

私が入社する数か月前に在籍していた、国立大学卒の頭が良くて仕事ができる人(以下Dさんとします)がずっとフォローしていたから何とかなっていた。とのことでした。

 

でも、接客畑のCさんから聞いた話では

上席はDさんのことをよく思っておらず、社長に対しDさんの悪口を散々言っており、ある日、社長がDさんに対し、いちゃもんを付けて辞めるように言い渡し、Dさんはその後すぐに退職されたそうです。

Dさんは本当に仕事ができる人で、マネジメント能力が微妙な上席を仕事でがっつりとフォローしていた上に、Cさんが仕事で困っている時も助けてくれたそうです。

 

それを聞いた私は、どうして上席は、仕事がバリバリできて自分の足りなさを補ってくれる有能な人を解雇するように誘導したのだろうと疑問に思っていました。

 

そういえば、私が入社した初日、社長室に呼ばれ

国立大卒で頭も良くて仕事ができる人がいたけど、駄目だった。この会社には合わなかった。
前任者(事務畑のAさん)もその人につられて辞めることになった。
その人の代わりにこの部署の仕事を統括してほしい。

というような内容のことを上席と社長から言われ、

は?この人たちは一体何を言っているんだ??

と、その言葉の意味がイマイチわかりませんでした。

 

今思えば、もしかすると、Dさんが上席の問題行動をはっきりと指摘したのかもしれない。

さらに、社長や上席のマネジメント能力低さに触れたのかもしれない。

そしてそれがまさに核心をついていたから、機嫌を損ねたのかもしれない。

と感じました。

自己保身を必死にする上席にとっては、自分の都合の悪いことを言うDさんは煙たい存在でしかなかったのだろうと思います。

私の直近の前任者である事務畑のAさんも、上席の問題行動を社長に報告しようかと真剣に考えていたそうですが、結局のところは何も言わず、Dさんが退職された割と直ぐ後に退職されています。

上席とDさんとのやり取りを日頃から見ていて、トラブルになることが想像できたから避けたのだと思います。

 

そういえば私も、社長が連れてきた新人さんには基本的なパソコンスキルすらないこと、年齢を言い訳にしたり、不平不満が多く、わからないことを自分で調べようともしない事等を上席に訴えました。

普通に考えて、社長の人選ミスだと思いますし、新人さんもその会社の仕事に必要なパソコンスキルがどの程度なのか確認しなかったのも問題だと思います。

新人さんは世渡り上手なのか人を持ち上げるのがとても上手く、社長や上席からいたく気に入られていました。

私の新人さんについての主張がいくら事実であっても

その新人さんを連れてきた社長の顔を潰したことになりますし

さらに、その新人さんを気に入り、高く評価している上席の顔を潰したことにもなります。

退職された前任者Dさんと私の共通点は、社長と上席にとって非常の都合の悪い、核心を突く指摘をしたことにより、会社には合わない人認定され不当解雇された。

ということになるかと思われます。

あと、これはDさんご本人に確認したわけではありませんので、私の推測でしかないのですが

前任者の誰かが労働基準監督署に通報しており、そのおかげで社長と上席がかなり慌てて騒いでいたのを、私は横目で他人事として見ていました。

その時に通報したのがDさんだったとすれば、会社の問題点を労働基準監督署に通報したという共通点も加わるのかもしれません。

 

社長と上席は

外勤、内勤問わず、従業員の入れ替わりが激し過ぎて業務がうまく回らないことが多く、求人広告費や引継ぎをする期間の人件費等、余分なコストや手間暇が頻繁にかかって利益を圧迫していることに悩んでいます。

ホントにたくさんの人たちが辞めていっています。
私もその履歴を見ましたが、内勤だけでも短い人で数週間、長い人でも数ヶ月程で辞めています。

接客畑のCさんは8ヶ月程在籍されているので、その会社では稀に見る貴重な人材かもしれません。

 

これらの状況は、従業員を低賃金で働かせて利益を確保したい。という意図的な目的も要因の一つにあると思います。

でも、それ以上に

社長も上席も自分たちのマネジメント能力低さに気付いておらず、その自覚がないのではないかとも思います。

あるいは、自分たちには逆らわないイエスマンだけで会社を運営したいという意図が強過ぎて、都合の悪い事実を認めたくない、もしくは、気付かない振りをしているのかもしれません。

このような感じで、核心を突いたらブラック中のブラック企業の闇の部分ががあらわになりました。

 

ただ、その会社で働いて気付いたこともあります。

いろいろな意味でネタの宝庫でハードな会社でしたが、私はどちらかというと営業職の経験がメインで、デスクワーク系の仕事の経験は、公的機関で1年程、民間企業で1年程、トータルで2年程しかありません。

行政書士は5年8か月程していましたが、一人事務所だったので民間企業勤めとは勝手が違うと思います。

私は、その会社で初めて使う管理システムを、1週間程でシステムの全体像を把握し、要領を掴んで大抵の機能をほぼ使いこなせるようになり、6時間のパートタイムで仕事を片付けて、極力最小限の残業だけで帰ることができていたのは、その会社の業務内容とそこで使う管理システムの核心を掴んでいたからです。

事務職歴ウン十年の接客畑のCさんと新人さんからは、2か月でそこまで仕事を覚えたの?!とかなり驚かれました。

私の配偶者にこの話をすると、「どの職種に限らず何でもできるからね」と言われました。

保育の仕事については私自身、向かないと自覚していますので微妙な部分は多々ありますが、単発のバイトや派遣ではそれなりに重宝されていました。

確かに、どの職種に就いても一通りの仕事をそつなくこなせています。

これも、聖書とRAPTブログの有料記事で神様のことを学ぶことで考え方がシンプルになって雑念が無くなり、俯瞰することで物事に集中して取り組めるようになったからだと改めて思います。

 

それでもさすがに、パソコンで業務効率化を図る必要のある仕事内容を、これからパソコン教室に通うことから始めた方がいいような、基本的なパソコンスキルすらない人と同じ労働条件で仕事をするのはどう考えても厳しいものがあります。

残業地獄を彷彿とさせるような未来予想図しか見えてきませんし、ブラック中のブラック企業に自分の貴重な人生を捧げる気は全くありませんので。

私が思うに、接客畑のCさんと新人さんは、顧客管理システムを使うようなそれなりの規模の会社ならば、十分に活躍できると思います。

ただ、資金が限られていてパソコンで業務効率化を図り、少数精鋭で業務を回す必要のある中小企業では厳しいと思います。

 

世の中の、ブラック企業を退職した方々の中には、心身を壊してしまって社会復帰が難しくなってしまう人も多いと聞きます。

悪いのは退職された方ではなく、心身を壊すまで追い詰める位、劣悪な労働環境で働かせるブラック企業ですので、自分を責めることなく自分に向いている仕事は何なのかを模索した方が有益です。

退職後はゆっくりと休むのもある程度は必要だと思いますが、何もしないのはもったいないです。

せっかく地獄のような奴隷状態から抜け出せたのなら、是非とも下記のRAPTブログの有料記事をお読みになって、今後のことをじっくりと考えてみてはいかがでしょうか。

神様のことを知っていけば考え方が変わり、自分の適性がわかってくると思います。

 

下記のブログ記事にその答えが書かれています。

RAPT有料記事4(2015年8月17日)善悪の心の葛藤はなぜ起きるのか。

 

RAPT有料記事27(2015年12月14日 )なぜ神様が必ず悪魔に勝利すると言えるのか。

 

RAPT有料記事28(2015年12月17日 )霊の救いと肉の救い。

 

最後に、この世の全ての、搾取で利益を得ようとする老害や悪人どもが、一人残らず速やかに滅び去ることを切に願います。